【伊江】伊江村東江前の黒糖工場近くにある阿良の浜で20日朝、サンゴの卵が大量に打ち寄せ、海や砂浜がピンク色に染まっている様子が確認された。神秘的な光景を一目見ようと村民らが駆け付け、記念に写真を撮っていた。
近くに住む伊江島物産センターの宮里徳成社長(68)は「外から潮の香りを強くした独特のにおいが漂っていたので、浜に行くとピンク色に染まっていた」と話した。
サンゴの産卵は5~6月の大潮や満月前後の夜にある。今回のサンゴの卵は南風に乗って波打ち際に流れ着いたとみられる。
近年は伊江ビーチなど島の南海岸で、広範囲にわたり打ち寄せられているのが確認されていた。阿良の浜も島の南側に位置している。