渡嘉敷「青少年交流の家」が開所50年 歩みに感謝、発展誓う 職員や地元OBらが祝う会


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祝う会で記念写真に納まる地元在住OB、同所職員=5月15日、渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家講堂

 【渡嘉敷】1972年5月15日に沖縄の日本復帰を記念して設置された渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家(前国立沖縄青年の家)の創立50周年を祝う会が15日、同職員や地元在住のOBが出席して開かれた。来年度には開所50周年記念式典を開く予定だ。

 山里望所長は「創立50周年を迎えるにあたり、創立の原点や50年の歴史の重みに思いを致し、ご指導、ご支援いただいた方々に感謝申し上げ、50周年の節目を新たな発展の機会として捉え、職員一同決意を新たにして一層努力することを誓う」とあいさつした。

設置を祝う会で国旗掲揚する金城順一初代所長(右)、玉井喜八渡嘉敷村長(左)と今村武俊文部省社会教育局長(左から2人目)=1972年5月17日、渡嘉敷村の国立沖縄青年の家

 1962年に建設された米軍のホークミサイル基地の跡地に、10番目の国立青年の家として設置された。

 1972年5月17日、地元から金城順一初代所長、玉井喜八渡嘉敷村長、村住民や島外から文部省、県関係者多数が出席して設置を祝う会が同施設内で開かれ、開所に向けての取り組みが進められた。

 翌年の6月24日、文部大臣代理の河野洋平文部政務官をはじめ、沖縄選出国会議員、国、県、渡嘉敷村関係者らを招き同所で開所式が挙行された。国の青少年教育の振興や青少年の健全育成を図ることを目的としてスタートを切った。

(米田英明通信員)