沖縄シャープ電機(那覇市、神尾孝治社長)は、シャープのロボット型の携帯端末「ロボホン」を、接客や観光案内に活用したいホテルや企業が使えるサービスとして、県内でも本格的な提案に乗り出す。新型コロナウイルス感染拡大で非対面、非接触のサービスが注目される中、ロボホンの対話機能で窓口案内などを代替できるメリットがある。
ロボホンは会話のほか、50~60種類の踊りやダンスをさせることもでき、今後はエイサーも実装予定。県外では個人の持ち主に代わってロボホンが旅をする「観光ツアー」や、学校でのプログラミング教育など活用の幅が広がっている。
県内ではホテルなど宿泊施設を中心に提案を始めた。神尾社長は「会社の受け付けにも置けるし、さまざまな案内ができる。展開していきたい」と語った。
(當山幸都)