パークアベニューのアーケード、天板の撤去作業が始まる 7月中に完了へ 沖縄市


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アーケードの天板の撤去作業が行われている中央パークアベニュー=6日、沖縄市中央

 【沖縄】老朽化でアーケードの天板の一部が落下する状況となっていた、沖縄市の中央パークアベニューのアーケードでこのほど、天板の撤去作業が始まった。天板にはアスベスト(石綿)が含まれていることから、作業場所をビニールシートで養生するなど、飛散防止を徹底して作業が進められている。

 作業は4月15日から始まり、早ければ7月中にも終了する見通し。歩道上にある全ての区間で天板を撤去する。

 アーケードは商店街組合が1985年に設置し、全長480メートルで歩道が2本分ある。商店街組合は、老朽化に伴う修復のために自ら天板を撤去する予定だったが、天板にアスベストが含まれていることが判明。撤去費用が約2400万円に膨れ上がったため作業が行き詰まっていたところ、市が半額を負担することになった。

 商店街組合事務局の広瀬陽さんは「危険性を除去することが最優先だ。安心安全を確保したい」と話した。
 (石井恵理菜)