沖縄県の玉城デニー知事は25日午後の会見で、同日午前、県庁で開いた基地問題に関する有識者会合の入場時「(ウクライナ大統領の)ゼレンスキーです。よろしくお願いします」と述べたことに対して「不用意に発言をしたことで、ご心配をおかけし、心からおわびしたい」と謝罪した。
玉城知事はオンラインで開かれた会議の開始前、県庁内の会場で着席する際に発言し、直後に「冗談」と打ち消した。県庁内の会場からは苦笑がもれたが、反応は薄かった。玉城知事は25日午後の会見で発言について、入場時にすでにオンラインで参加していた委員らがゼレンスキー氏についてやりとりしている様子をみて発言したとし、「他意はなかった」と釈明した。
玉城知事は「ウクライナの状況を私が軽んじているということは毛頭ない」とし「ウクライナ侵攻は国際社会の信頼と安全を著しく損なう行為で、1日も早く停戦に向けて国際社会が協力をして呼びかけることが肝要だ。国民の皆さんには本当に『平穏な生活を1日も早く取り戻していただきたい』ということは、偽らざる正直な気持ちだ」と述べた。