沖縄の降水量は例年の3~4倍 6月1~20日、日照時間も平年を下回る


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄気象台によると沖縄地方の1~20日までの降水量は、例年に比べ約3~4倍多くなっている。那覇で246ミリ(平年値141.3ミリ)、宮古島410.5ミリ(同134.9ミリ)、石垣島386.5(同113.9ミリ)、与那国581ミリ(同125.1ミリ)などを記録。日照時間も平年を大きく下回っている。梅雨前線が沖縄地方の近くに停滞しやすい環境が生まれていることや、前線を活発化させる湿った空気が沖縄地方に流れ込んでいることが理由という。

 沖縄気象台は24日、沖縄地方の6~8月の3カ月予報を発表した。7月と8月の気温と降水量はほぼ平年並みで、6月の気温は平年並みか高く、降水量は平年並みか少ない見通しとなっている。6月は太平洋高気圧が沖縄地方に張り出し、梅雨前線が同地方から北側に離れると予想している。熱中症対策などの健康管理や農作物の管理に注意が必要としている。 (狩俣悠喜)