プロバスケットボールBリーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)決勝に、初進出を果たした琉球ゴールデンキングスは25日、2日間の休養を経て県内で調整を行った。練習後に岸本隆一ら4選手が球団を通して、宇都宮ブレックスとの決勝戦に向けて意気込みを語り、ファンへメッセージを送った。
岸本は「やっとファイナルの舞台で戦える。まずは自分たちの力を100%出し切るということにフォーカスしてやっていけたらと思う」と気持ちを高ぶらせた。宇都宮とはレギュラーシーズン2戦2勝。互いに失点を60点台に抑えての接戦だった。岸本は「(宇都宮は)本当に守備がいいチーム。試合展開は重たくなるだろう。自分たちが共通認識を持って戦うことが攻略のキーになると思う」と語った。
ドウェイン・エバンスは「(決勝を)とても楽しみにしている。相手をしっかり抑えて勝利したい。ファイトしてしっかりリバウンドを取っていきたい」と意気込んだ。今村佳太は「決勝は準備してきたもの以上にいろんなことが起こる。どんな状況になっても平常心で我慢し続けることが大切。タフなゲームになる」と気を引き締めた。
アレン・ダーラムも「自分たちがやるべきことをやれば結果は出ると分かっている」と勝利を信じた。
これまでのファンの応援に感謝し「さらなるサポートをお願いしたい」と声をそろえた。今村は「しっかり優勝を勝ち取って(沖縄を)元気にしたい」と力を込めた。
(謝花史哲)