米軍、燃料タンクの海上放出認める「安全な着陸のため」 沖縄・東村海岸に漂着


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
戦闘機の燃料タンクとみられる東村の海岸に漂着したもの=31日

 在日米海軍司令部は31日午後、沖縄県・東村の海岸で見つかった燃料タンクについて、FA18Eスーパーホーネット戦闘攻撃機が海上で放出したものだと明らかにした。琉球新報の取材に回答した。

 同機が29日に嘉手納基地にダイバート(迂回)した際、「安全な着陸の確保のため」として沖縄沖15カイリ(約28キロ)の海上で放出したという。

 在日米海軍の説明によると、機体は空母ロナルド・レーガン艦載機で第5空母航空団所属。放出時にタンクは空だったという。放出後にFA18Eは嘉手納基地に着陸し、けが人はなかった。

 今後の対応について「タンクを安全に回収すべく取り組む」と述べた。

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