沖縄本島の大雨 31日に南城で1時間110ミリ「記録的短時間大雨情報」発表


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大雨で冠水した道路=31日午後1時5分、豊見城市翁長付近(ジャン松元撮影)

 梅雨前線の影響で、沖縄本島地方では5月31日午前中から大雨が降った。南城市では午前11時20分までの1時間で約110ミリが降る猛烈な雨となり、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表した。県と沖縄気象台は一時、那覇市など南部7市町に「土砂災害警戒情報」を発表した。

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 気象庁によると南城市糸数と那覇市樋川では午後1時20分までの3時間にそれぞれ138・5ミリ、127・5ミリの降水があり、5月の観測史上最大となった。南部7市町が避難所を開設し、那覇、豊見城、与那原で最大32人が避難。沖縄電力によると、31日午後6時までに5市町約4130戸が停電した。

 本島地方は1日未明にかけて激しい雨の可能性があり、注意を呼び掛ける。(知念征尚まとめ)