琉球セメント(浦添市、喜久里忍社長)は1日、取締役会を開き、役員人事と2022年3月期決算を承認した。
安富辰也常務(66)が退任し、宮城広昭生産部長(46)が新たな取締役に就任する。安富氏は顧問に就く予定。非常勤監査役は海邦銀行常務の﨑原正樹氏(57)に替わり、同行代表取締役専務の湖城誠一郎氏(59)が就く予定。17日の株主総会と取締役会で正式に決定する。
22年3月期決算は売上高が前期比10.8%増の138億8900万円、経常利益は同27%増の21億1400万円と増収増益だった。純利益は同20.3%増の15億7500万円だった。
県内セメント需要は前期比13.3%減の76万トン。セメント部門は減少したが、非セメントが増加し増収となった。
グループ10社を加えた連結決算は売上高が前期比6.7%増の158億5100万円、経常利益は同15.2%増の23億8千万円、純利益は同12.3%増の17億5300万円だった。
(玉城江梨子)