バス停に名前をつけませんか? 沖縄県バス協会などがネーミングライツ事業 1500カ所対象


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ネーミングライツ事業をPRする県バス協会の小川吾吉会長(中央)ら関係者=1日、県庁

 沖縄本島で路線バス事業を展開する4社と県バス協会は1日、バス停に周辺事業所や施設などの名称をつけるネーミングライツ(命名権)事業を、約1500カ所のバス停を対象に開始すると発表した。県バス協会の小川吾吉会長は改称について「利用者のランドマークや利用アップにつながればと考えている」と述べた。

 本島内のバス停については、台風被害や落書きなどによる補修費用が課題となっている。名称の掲出料をバス停の整備費用に充て、利用者のサービス向上を図る狙い。事業開始に先立ち、7月から那覇市久茂地の農林中金前バス停を「沖縄タイムス前」に改称する。

 命名権の募集は年1回で、本年度は8月31日まで。審査委員会での協議を経て12月末に切り替えを予定している。募集対象は当該バス停から半径約300メートル圏内の事業所や施設で、個人は対象外となる。問い合わせは沖縄本島路線バス停留所ネーミングライツ運営事務局(電話)098(862)8280。
 (武井悠)