伊江村の海洋センター、10年連続最高評価で表彰 運営や維持管理など審査「特A」 B&G財団


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 【伊江】公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド(B&G)財団はこのほど、同財団による審査で最高評価の「特A」を10年連続で受けた伊江村B&G海洋センターを表彰した。同財団の菅原悟志理事長が5月18日、伊江村役場を訪れ、島袋秀幸村長(当時)に記念の盾を手渡した。

島袋秀幸村長(左から3人目)に記念の盾を手渡すB&G財団の菅原悟志理事長(同4人目)ら=5月18日、伊江村役場応接室(同村役場提供)

 同財団は全国に所在するB&G海洋センターの運営状況把握と活動支援を目的に、2003年から基準表に基づき、利用人数や事業開催状況、施設の維持管理などを定量的に特AからEまでの6段階に評価する海洋センター評価を実施している。

 伊江村B&G海洋センターは全国で231番目の地域海洋センターとして、1985年4月に竣工(しゅんこう)。88年7月に同村に無償譲渡された。2011~20年の10年間、艇庫やプール、体育館を積極的に活用し、連続で特Aを獲得。20年度は伊江村のほか全国で20センターが達成した。

 例年1月に行われるB&G全国サミットで表彰式が行われる予定だったが、新型コロナの感染拡大防止の観点から各センター所在地で実施した。

 菅原理事長は「センターのスタッフや自治体の協力の功績をたたえる。今後15年、20年と最高評価を続けてほしい」と激励した。

 島袋村長は「表彰を受け感無量の気持ち。今後は海洋レクリエーションを中心に艇庫の整備を進め、村の活性化に努めていきたい。これからもご協力を賜りたい」と感謝を述べた。