沖縄気象台は3日、5月の沖縄地方の日照時間が平年の49%にとどまり、同月として過去最少だったと発表した。上空を流れる偏西風が平年より南に蛇行したことで、梅雨前線が沖縄地方で停滞した上、日本南海の太平洋高気圧が平年より強く、梅雨前線の活動が強化されたという。5月は雨量も過去最多だった。
観測地点別では那覇、南大東島、石垣島の3地点で5月の日照時間が過去最少だった。日照時間は那覇が63.7時間で平年比46%、南大東島が70.6時間が同41%、石垣島が71.9時間で同44%だった。
名護、宮古島、西表島、与那国島は過去2番目、久米島は過去3番目に日照時間が少なかった。 (稲福政俊)