【古謝氏一問一答】官僚の経験生かし即戦力で 地位協定改定へ沖縄の日米合同委参加を


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参院選に向けた政策発表会見で気合を込める古謝玄太氏=4日、那覇市のロワジールホテル那覇(ジャン松元撮影)

 政策発表会見での古謝玄太氏と報道各社とのやりとりは次の通り。なお、質問は各社1問に制限され、再質問は認められなかった。

―自身の強みは。

 「他の候補者と比べると若いと思うので、体力と行動力には自信がある。現場主義を貫いて県内をくまなく回り、各地の課題を国政に届けることができる」

 「国家公務員として制度や予算づくりに携わってきた経験や、各省庁、地方との人脈を生かして即戦力として沖縄のために働ける人材だと考えている」

―「台湾有事」の可能性も指摘されるが、どのように対応するか。

 「ロシアのウクライナ侵略で、対話だけではなかなか自国の平和を守ることが難しいということが浮き彫りになったと思う。周辺諸国との対話は続けていくわけだが、日本を取り巻く環境も決して落ち着いているとは言えない。米軍基地と自衛隊を含めた安全保障体制をしっかりと構築する必要がある」

―日米地位協定の改定に向けた日米合同委員会の議論に、沖縄が参加する枠組みの実現がなぜ必要と考えるか。

 「地位協定には多くの課題があると考えているが、どの部分をどう改定するかは個別に議論が必要だ。合同委の枠組みに米軍基地を抱える地域の代表者が入る仕組みを作り、何をどう改善するかの議論から始めるべきだと思う」

―英語教育に沖縄の環境を生かすことについての具体的な想定は。

 「これだけ基地の中にも外にも多くの外国人家庭があるので、沖縄の中で留学ができるような環境が整っている。多額のお金をかけなくても生の英語が学べる教育ができるのではと思っている」