社大党(高良鉄美委員長)は4日、那覇市の八汐荘で定期大会を開いた。7月の参院選、9月の知事選での勝利や統一地方選での「オール沖縄」勢力拡大に向け取り組みを強化する活動方針を確認した。名護市辺野古の新基地建設中止や日米地位協定の抜本改定、先島への自衛隊配備計画撤回などを求める三つの大会決議も採択した。
重点目標として、新型コロナウイルス対策の充実のほか有機フッ素化合物の汚染問題の調査や対策確立、子どもの貧困対策の強化など24項目を掲げた。
高良委員長は「復帰50年を迎えたが、復帰前と状況は変わらず、『復帰政党』としての役割は重要性を増している。県民との距離を縮め、沖縄の未来を考えていきたい」と述べた。
(大嶺雅俊)