オスプレイの那覇軍港飛来「船舶への積み込みのため」 米海兵隊が回答


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那覇港湾施設内に着陸したMV22オスプレイを整備する米兵ら=6日午後0時25分、那覇市の同施設(大城直也撮影)

 6日午前に那覇港湾施設(那覇軍港)に飛来した2機の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、在沖米海兵隊は同日午後、琉球新報の取材に「船舶への積み込みのために飛行させた」と飛来の目的を回答した。

 沖縄の日本復帰時に在沖米軍基地の使用条件を日米間で定めた「5・15メモ」では、那覇軍港の使用主目的を「港湾施設および貯油所」としている。県や那覇市は、港湾施設で航空機が離着陸するのは5・15メモの使用主目的から逸脱しているとして使用禁止を申し入れているが、回答で在沖米海兵隊は「使用主目的に一致し『5・15メモ』に準拠している」と強調した。

 在沖米海兵隊は昨年11月にもオスプレイを米本国へ海路で輸送するため、那覇軍港に機体を直接飛来させて船への積み込みを行った。県などは那覇軍港への米軍機飛来について「5・15メモの使用主目的は厳格に運用すべきだ」と反発していた。