補正予算226億提案へ 物価、コロナ対策 沖縄県議会14日開会


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 県は6日の庁議で、県議会6月定例会を7日招集、14日に開会すると決定した。県は新型コロナウイルス感染症対策や、原油・物価高騰に対応する「総合緊急対策」などとして、2022年度一般会計予算に約226億8822万円を追加する補正予算案を上程する。

 県が6月定例会に提出する議案は、予算案1件、条例案11件、決議案6件、同意議案5件の計23件。そのうち、知事など県三役の給与を減額する条例案は、事務処理の誤りによって一括交付金が10億円あまり目減りしたことに対し、「公務に対する県民の信頼を損ねた」として、7月1日から知事の任期満了を迎える9月29日までの間、知事の給与を15%、副知事の給与を10%減額する。3カ月間の給与減額は、知事が54万6403円、両副知事は28万7269円となる。

 補正予算案の内訳は、新型コロナ感染症対策に187億2692万円、原油価格、物価高騰に対応する総合緊急対策に28億7895万円、その他の事業に10億8234万円を計上した。補正予算が成立した場合、22年度の一般会計予算は8833億822万円となる。

 「観光振興基金」を活用した初めての事業として、3事業に約4億円を計上した。観光業のイメージ向上、マリンレジャーの事故防止対策、観光客が路線バスやモノレールなど、観光二次交通を利用する際に購入できる乗り放題券などに対して、購入額の一部を助成する。 (池田哲平)