「使用目的に反し、断固抗議する」城間那覇市長 オスプレイ那覇軍港飛来に対し


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那覇市役所

 米軍那覇港湾施設(那覇軍港)に6日、垂直離着陸輸送機オスプレイが飛来したことを受け、城間幹子那覇市長は同日、「那覇軍港の『港湾施設および貯油所』という使用主目的に反している。米軍と沖縄防衛局に断固抗議する」とのコメントを発表した。

 飛来について米軍などから市への事前連絡はなかった。市が沖縄防衛局に照会したところ、「船舶に積載し、輸送するための準備として飛来したと米側から説明を受けている」との回答があったという。

 那覇軍港には昨年11月と今年2月にもオスプレイなどが飛来している。城間市長は「多くの民間機が発着する那覇空港に隣接していることから、市民県民をはじめ多くの観光客などの安全性を脅かすもので到底容認できない」との考えを重ねて示してきた。「米軍機の離着陸を一切行わないよう強く抗議しているにもかかわらず、同様な事案が繰り返されることに激しい憤りを感じる」とした。
 (伊佐尚記)