城間幹子那覇市長は7日、市議会6月定例会代表質問で、次期市長となる人の政治姿勢について「那覇市政の運営に辺野古新基地への賛否が直接影響するものではなく、(賛否の)いずれかが望まれるというものではない」と述べた。「次期市長には市民福祉の向上や地域の発展などに全力を挙げてほしいという一点に尽きる。私が市長選の支援をするなら、その一点への強い思いの有無であり、ことさら政治姿勢を問わない」とした。奥間亮氏(自民)への答弁。
城間氏はオール沖縄について「基地問題に痛烈な一石を投じた点でこの時代に極めて大きな役割を果たした」と評価しつつ、辺野古の問題を巡り「市民福祉の向上を最優先すべき市町村行政にまで政治的対立を招いているのではないか」との見解も示した。
県政については「引き続き政府に(辺野古移設反対の)民意を届けるべく訴え続けてほしい」と述べ、「私も辺野古新基地建設には譲れない思いを持っている」とした。
(伊佐尚記)