マッチョモデルと保護猫がコラボ 「沖縄の猫を救いたい」カレンダーで支援


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
(左から)保護猫とつながるカフェ&ショップヌーベルバーグの槇本峰代表、みゃう!代表の大内清香さん、マッチョモデルの後藤祐希さん、デザイナーの翁長奈七さん=宜野湾市の保護猫とつながるカフェ&ショップヌーベルバーグ

 【宜野湾】宜野湾市大謝名の保護猫とつながるカフェ&ショップヌーベルバーグ(槇本峰代表)でこのほど、「猫とマッチョのカレンダーで沖縄の猫を救いたい!」プロジェクトから、保護猫活動を行う団体miaou!みゃう!(大内清香代表)への寄付金贈呈式が行われた。保護活動で使用する捕獲器も寄贈された。カレンダーはプロジェクトリーダーの槇本さんが「マッチョな友人たちのパワーを借りて保護猫のことを知ってもらえるよう発信したい。全国の猫ファン、筋肉ファンに笑顔になってもらえたら」と発案した。

 製作に必要な予算はクラウドファンディングを実施し、賛同者53人の寄付で目標額を達成した。その予算で“カッコイイ体”を競うフィジークコンテスト全国4位の経歴を持つ小玉仁之さん(34)と、EST BODY JAPAN&Mr.MODEL JAPAN2020那覇大会でダブルグランプリを獲得した後藤祐希さん(36)が、保護猫を抱いて撮影に参加。デザイナーの翁長奈七さん(32)が撮影編集した。

 保護猫とマッチョな肉体という異色コラボの写真によるカレンダーが出来上がった。

 保護猫活動に関心が広まるよう制作したカレンダーは、クラウドファンディングのリターン商品として支援者へ配られたほか、保護猫活動をしている団体などへの支援にも使われた。

 全国的にみても、沖縄は外猫が多い。飼い主のいない猫に対し去勢手術を行い元の場所へ戻す「さくら猫活動」があるが、まだ追いついていないのが現状だ。このプロジェクトは外猫の多い沖縄の猫を救うための趣旨で企画された。

 12日で開店から2周年を迎える、ヌーベルバーグの槇本さんは「人間も動物も共存していける社会にしたい。今回のプロジェクトを通してつらい状況にある猫が幸せな環境で生きられるよう少しでも役に立てたらうれしい」と話した。
 同プロジェクトは第2弾も予定する。問い合わせはcatcafe-nouvellevague.com(知念夏希通信員)