沖縄県内のコロナ感染1557人 先島で医療フェーズ下げ


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 県は8日、10歳未満から90代の1557人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。宮古と八重山地域は入院患者数が1桁台で推移するなど状況が落ち着いていることから、8日から医療フェーズを現在のレベル4から3Aに引き下げると発表した。沖縄本島はレベル5が続いている。

 県全体のコロナ専用の病床使用率は37・6%で、重症者用の病床使用率は20%となっている。病床使用率を圏域別にみると、沖縄本島が44・3%、宮古が6・1%、八重山が4・5%となっている。

 推定感染経路別では家庭内が511人と最多で、友人・知人が153人、職場内が77人、施設内が43人、飲食が7人、その他が14人、調査中が752人となっている。

 石垣市の社会福祉施設と、県立南部医療センター・こども医療センターで2件のクラスターを確認した。米軍関係者の感染は82人だった。

 県の宮里義久感染対策統括監は「県全体で新規感染者数は下がってきているが、下げ止まりの傾向がみられるので注視したい」と話した。
 (中村優希)