宮古島の子どもたちの歌声を全国、世界へ 「平和のハーモニー」収録


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世界に向けた「アースハーモニー」を歌う親子らと磯野共余代表(右端)=5月28日、宮古島市伊良部長浜

 【宮古島】子どもたちが安心安全に暮らせる地球を目指して活動するNPO法人Heart&Earth(磯野共余代表)は5月28日、宮古島市伊良部長浜で「アースハーモニープロジェクト」として宮古島の子どもたちの歌声を収録した。プロジェクトは宮古島を皮切りに全国五つの地域で収録。一つのドキュメンタリーに仕上げ、平和のメッセージとして世界へ発信する。

 磯野さんは五大陸をイメージした五つのメロディーを作曲家に依頼。それぞれ異なるメロディーだが、合わせるとハーモニーが生まれ、地球規模で収録した歌声を一つのハーモニーとして仕上げる。今後、北海道、本州、四国、九州地域で歌声を収録し、さらに北アメリカ、南アメリカ、ユーラシア、アフリカ、オセアニアの五大陸の歌声を集める。

 最初の収録地となった伊良部長浜では、9人の親子が広場に集まり、音楽教室で指導を受けた成果を披露、磯野さんによって動画が収録された。参加した平良第一小4年生の池間ひろやさんは「練習の時よりも自由に歌えた。みんなで歌うことでもっと楽しく感じた」と目を輝かせた。

 磯野さんは「来年は日本の5地域の子どもたちの歌声を広島から世界へ向けて発信し、さらに一緒に歌ってくれる世界の子どもたちを募り、日本と世界の子どもたちが交流する場として第3回世界交流祭につなげていきたい」と抱負を語った。

(與那覇淳通信員)