下地島空港、利用者50万人突破 開業3年で大台に到達


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下地島空港開港日に成田空港から到着したジェットスター・ジャパン初便=2019年3月30日、宮古島市伊良部佐和田(下地島エアポートマネジメント提供)

 【宮古島】宮古島市伊良部佐和田のみやこ下地島空港ターミナルの利用客が50万人を突破した。5月27日、運営する下地島エアポートマネジメント(SAMCO)が発表した。施設開業から約3年で大台に到達した。

 下地島空港は国内外と宮古島市を結ぶ新たな玄関口として2019年3月30日に開港した。年間観光客数が初めて100万人を突破する中での新たな空の玄関口となり、市の活性化へ市民から多くの期待が寄せられた。

 SAMCOはターミナル施設を所有する三菱地所と共に路線誘致を展開しており、開業当初の定期便はジェットスター・ジャパンの下地島―成田、下地島―関西と香港エクスプレスの下地島―香港だった。現在はジェットスターの成田路線と20年10月から就航したスカイマークの羽田、神戸、那覇路線の4路線が運航している。海外路線は新型コロナウイルスの影響で運休が続いている。21年度の空港年間利用者数は前年度比約1・7倍の約21・7万人だった。

 SAMCOは「関係各所との連携を強め、交流人口拡大による地域活性化を目指したい」とした。

(佐野真慈)