沖縄県は11日、10歳未満から90歳以上まで1368人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前の週の同じ曜日の感染者と比べて27人増加した。年代別で見ると10歳未満が269人と最多で、10代242人、40代197人、30代183人と続く。
県全体の病床使用率は38・3%で、圏域別では本島が45・5%、宮古が6・1%、八重山が4・5%、重症者用病床使用率は18・3%となっている。社会福祉施設の感染者は、高齢者施設62カ所の237人で、このうち8人が酸素投与を受けている。障がい者施設は12カ所で13人。
推定感染経路では家庭内が489人と最多で、友人・知人131人、職場内65人、施設内54人、その他が10人、飲食が8人、調査中が611人。
城間敦感染症総務課長は現在の感染者数について下げ止まっているとした上で、「多くの人が集まると感染拡大のリスクは高まる。感染防止の対策は引き続き徹底してほしい。感染者数を減少の方向に持って行きたい」と話した。
米軍関係の感染者は68人だった。
(狩俣悠喜)