平良武康本部町長は9日、那覇市の県庁を訪れ、照屋義実副知事に同町・北部地域のシークヮーサーの生産・消費拡大について要請書を提出した。新型コロナウイルス感染症拡大による入域観光客減少に伴う消費低迷などを踏まえ、流通・販売体制強化への協力を求めた。
要請書では、シークヮーサーの消費減を受けて「消費拡大についてこれまで以上に踏み込んだ施策を展開しなければならない」と強調。県内外での関連商品の消費拡大推進や食品製造業者との商品開発への協力などを求めている。
平良町長は「消費を盛り返さねばならない。県の力を借りて、全県的な消費拡大機運をつくりたい」と強調した。照屋副知事は「シークヮーサーの産地育成につながるような販売促進を強化していきたい」と応じた。
(塚崎昇平)