国内外から大学、社会人野球などの選手が集まりリーグ戦形式の試合を行う「ジャパンウインターリーグ」が11月24日~12月25日、県内で開催される。選手の才能を発掘し、進路や活躍の場を広げていくことが目的。120人を6チームに分け、全22試合、総当たりのリーグ戦を行う。主催する株式会社ジャパンリーグ(本社・那覇市樋川)が14日、宜野湾市のラグナガーデンホテルで記者会見し、開催の目的や意義を説明した。
会見で鷲崎一誠代表はリーグ開催のきっかけについて、大学野球部時代に試合出場機会が一度もないまま引退した自身の体験を語った。「多くの選手に平等にチャンスがあるべきで、1カ月間実践できる場を提供するとともに、窓口を統一した長期トライアウトでリモートスカウティングにつなげることができる」と説明した。
また「県内選手のポテンシャルはすごい」とし、リーグ戦で蓄積した情報については米メジャーリーグ、日本プロ野球、国内独立リーグの一部のスカウトと情報を共有するとしている。リーグ戦での監督やコーチについては、アマチュア、元プロ選手などを想定している。試合はアトムホームスタジアム宜野湾など県内4球場で行う。
ゼネラルマネジャーの大野倫氏は「年明けに鷲崎さんから話を聞いて素晴らし内容と思い、賛同した。若い選手にとって野球をあきらめない場所、情熱を受け取る場所として考えてもらいたい。私も盛り上げていきたい」と述べた。一方で「自身のプレーに区切りをつける場所にもなり得る」とした。
副代表の知花真斗氏、元プロ野球選手の斉藤和巳氏もアンバサダーとして同席した。
参加は有料。全日程参加の場合は30万円(8月31日までの申し込みの場合、県内在住者は20万円)、前半日程、後半日程いずれか参加の場合はそれぞれ20万円(県内在住者は10万円)となる。
費用にはホテル宿泊費が含まれるが、県内在住者分には含まれていない。
(大城三太)