沖縄美ら海水族館は16日、1歳の誕生日を迎えたオスのマナティーの愛称を「キュウ」と名付けたことを発表した。愛称の発表に合わせ、野菜などで作ったバースデーケーキも振る舞われ、母のマヤと共にケーキを味わった。
愛称は水族館がホームページや本部町内の小学校などで募集したところ、3301件の応募があった。父「琉」同様、琉球に由来。球のように丸く、世界をつなぎ愛される存在になるよう願いが込められている。
キュウは人工ほ乳を受けながら、出生時123センチだった体長は1年間で190センチに、34キロだった体重は3・6倍の123キロに成長した。飼育係の真壁正江さん(53)は「おなかが減ると母に訴えることもある」とキュウの愛らしい一面を明かした。 (長嶺晃太朗)