【南城】今度はバタフライピーのコーラを開発―。健康食品製造・販売の仲善(沖縄県南城市知念、仲本陽子社長)は1日、障がい者就労支援施設「楽ワーク福祉作業所」(南城市玉城堀川)と共同で南城市産のバタフライピーを使用した「バタフライピークラフトコーラ」を開発した。県産の島とうがらしやシークヮーサーの果皮、フィファチ、ショウガ、シナモンなどを配合し、スパイシーで爽やかな甘さが特徴だ。
仲善ではこれまで、バタフライピーのお茶やシロップなどの商品を生み出してきた。今回は原料や販売を仲善、加工は楽ワーク福祉作業所が行った。仲善の宮城直樹常務取締役は「農福連携によって作り上げた商品。南城市産のバタフライピーを県内外や海外に広める目的として、さんぴん茶のようにメジャーな飲み物になってほしい」と期待した。楽ワーク福祉作業所のサービス管理責任者である玉城達矢さんは「天然素材の原料を生かして加工した。今後は甘さを控えたコーラも開発したい」と話した。
仲善によると、バタフライピークラフトコーラのおいしい飲み方は無糖炭酸水で3倍に希釈したり、牛乳と混ぜたりするのがお勧めという。税込み1296円(200ミリリットル入り)。仲善の直営店「くるくまショップ」などで販売している。問い合わせは仲善(電話)098(949)1188。
(金城実倫)