21年キビ収穫、81万トン 前年同水準、収穫面積4年ぶり増


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄総合事務局は20日、2021年産の県産サトウキビ収穫量と収穫面積を発表した。収穫量は81万トンで、前年産(81万3900トン)と同水準だった。収穫面積は前年比7%増の1万3800ヘクタールで、4年ぶりに増加に転じた。

 10アール当たりの収量は5870キログラムで、前年産に比べ7%減少した。一部地域で少雨傾向の影響があり、単収減少の要因となった。

 栽培方法別の収穫量は、サトウキビの茎を夏に植え付け、翌年の秋から翌々年の春にかけて収穫する「夏植え」が27万900トン。春に茎を植えて、その年の秋から翌年の春にかけて収穫する「春植え」が7万1500トン。前年収穫したサトウキビの株から発芽したものを収穫する「株出し」は46万7700トンだった。

 統計は1974年に始まった。収穫量は2011年産の54万1500トンが過去最低だった。
 (当銘千絵)