「集落での飛行中止を」 米軍ヘリ不時着、国頭村、政府に抗議


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沖縄防衛局の小野功雄局長(左)に抗議文を手渡す知花靖村長=20日、国頭村役場(国頭村提供)

 【国頭】国頭村宜名真の牧草地に米海兵隊のCH53E大型輸送ヘリ1機が不時着した問題で、沖縄防衛局の小野功雄局長が20日、謝罪のため同村役場を訪れた。知花靖村長によると、小野局長に原因究明と再発防止を求める抗議文を手渡した。

 小野局長は現場確認後、急きょ訪れた。不時着の原因について米軍から詳細な説明がまだないとして「不具合のための予防着陸」とのみ言及したという。

 抗議文は、不時着は住民や観光客に大きな不安を与え、墜落すれば大惨事につながるとして「容認できない」と指摘。集落や観光地で飛行訓練を行わないよう米軍に働き掛けるよう要請した。小野局長は「米側にしっかりと伝える」と答えたという。

 また同問題で、国頭村議会(金城利光議長)は21日に臨時会を開き抗議決議を提案する。全会一致で可決される見込みだ。
 (岩切美穂)