与論に沖縄県のドクターヘリ 要望受け運行対象地域に 鹿児島県と協定


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沖縄県庁

 沖縄県は20日、県救急医療用ヘリコプター(ドクターヘリ)の運行対象地域に、鹿児島県与論町を含める協定を鹿児島県と締結した。沖縄県によると、昨年11月ごろに同町から県内医療機関への搬送を望む声があり、関係機関で協議していた。

 県医療政策課によると、徳之島と沖永良部島、与論島は、奄美ドクターヘリが対応できない場合など条件付きで県ドクターヘリが対応していた。今回の締結で県ドクターヘリが給油なしで往復できる与論町は、消防や医療機関の要請で、救急指定病院が複数ある沖縄本島にも搬送できるようになる。
 (嘉陽拓也)