昭和薬科大付属高校を卒業後、東京大学に進学し、総務官僚になった。高校生の頃から周囲に公言していた「将来は沖縄に帰って、沖縄のために働きたい」との思いが募る中、今年2月、学生時代から知っていた沖縄担当相の西銘恒三郎氏から参院選への出馬を打診された。総務官僚を退職し、転職した県外の民間企業で沖縄とのつながりを深めようと模索していたさなかだった。
復帰50年の節目に声を掛けられたことが「運命」だと感じて受諾。「38歳、未来をつくる即戦力」をキャッチフレーズに、コロナ禍からの経済の再生や県外に出た若者や県外出身者ら誰もが沖縄で挑戦できる産業や環境の構築を訴える。
那覇市出身。父は医師で、実家は宮古島市の老舗そば屋「古謝そば屋」。中高は野球部で汗を流した。
総務官僚時代には長崎県庁に約5年間出向したり、内閣官房で宜野湾市の西普天間住宅地区の跡地利用などに関わったりした。
「志は高く、腰は低く」が座右の銘。妻の亜希子さんと娘3人、息子1人の6人家族。
<選対アピール>古謝陣営
今回自民党公認候補の中でも若い世代の古謝げんた。官僚として、国の中枢にいた実績と経験を活かし、間違いなく未来をつくる即戦力となる人物だ。若い彼が地域を歩けば歩くほど支持が浸透している実感を持っている。復帰50周年を迎えた沖縄が、これからの日本を引っ張っていく時代を作る原動力になる若きリーダー、古謝げんたを国政へ送り届けよう。