沖縄防衛局は14日、県や県内基地所在市町村に対し、米軍横田基地に配備予定の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイが、沖縄の訓練場を利用すると説明した。具体的な場所は明らかにしていない。空軍仕様のCV22が訓練を目的に沖縄に飛来すると日米両政府が正式に認めたのは初めて。
県内の基地所在市町村などは、横田所属のオスプレイが沖縄に飛来して訓練を行えば、基地負担の増加になるとして、沖縄防衛局などに反対する意向を伝えていた。
防衛局の担当者らが県庁や市町村の役所などを訪ね、説明するなどした。
防衛局から説明を受けた県の運天修基地対策課長は、県がオスプレイの配備撤回を求めていることに言及し、沖縄に飛来しないよう口頭で求めた。県は今後、具体的な対応を協議する。【琉球新報電子版】