路上寝の通報が急増 「大変危険な行為」八重山署と石垣市が呼び掛け


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
路上寝に対する注意を呼び掛ける石垣市の公式LINEの画面=8日

 【石垣】6月に入り沖縄県警八重山署管内で、酒に酔い路上に寝込んでしまう路上寝の通報件数が急増している。署は地域などと連携して、注意するよう訴えている。

 八重山署によると、6月の通報は9日現在の暫定値で44件あった。月別の通報数を見ると直近の5月は60件、4月は66件と6月の通報ペースが高いことがうかがえる。

 八重山署は石垣市などと協力し、対策に力を注いでいる。8日には、市が公式LINE(ライン)で「大変危険な行為ですので絶対にやめて下さい」などと周知した。

 八重山署の我如古盛明副署長は「新型コロナが落ち着きつつある中で、観光客も含めて夜の外出が増えているのではないか」と分析した上で、市民や観光客に路上寝をしないよう呼び掛けた。

(西銘研志郎)