津波が走り幅跳びで優勝 世界選手権の記録届かず悔しさ 陸上・布勢スプリント


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 陸上の布勢スプリント第1日は25日、鳥取市のヤマタスポーツパーク陸上競技場で行われ、男子走り幅跳びは津波響樹(那覇西高―東洋大出、大塚製薬)が7メートル92(追い風参考)で優勝した。

男子走り幅跳び 7メートル92(追い風参考)で優勝した津波響樹=ヤマタスポーツパーク陸上競技場

 男子走り幅跳びで津波響樹は目標にしていた世界選手権の参加標準記録(8メートル22)を突破できず。7メートル92(追い風参考)での優勝にも「悔しい結果になった」と喜びはなかった。

 追い風2・4メートルの参考記録で2回目の7メートル92を跳び、8メートルに迫った。しかしファウルだった3回目の試技後、踏み切りの左足かかとに痛みが出て、無理はせず5、6回目は棄権した。

 悔しさは大きいが「攻めた結果」と気持ちを切り替え「まずはけがを治して秋シーズンに向けて体を鍛え直したい」と前を向いた。

 7月に米オレゴン州で行われる世界選手権出場は厳しくなったものの、2024年のパリ五輪につながる来季は逃せない。

 今後は技術力を上げるなど来年に向けて、準備を万全に進める決意だ。

(謝花史哲)