エビ養殖訴訟 村「応訴必要」 大宜味が住民説明会


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エビ養殖事業訴訟で応訴することについて理解を求める宮城功光村長(右)ら=24日夜、大宜味村の旧大宜味小体育館

 【大宜味】バナメイエビ養殖事業の承認を大宜味村から取り消された業者が、損害賠償を求めて村を提訴した問題で、大宜味村は24日、住民説明会を開催した。村側が裁判で応訴することへの理解を求めた。住民からは、事業が村長裁量で承認された経緯について不信の声が上がった。

 説明会では、業者側に契約違反があったとして宮城功光村長が「村の対応は間違っていない。応訴しないといけない」と理解を求めた。参加者からは「村長裁量で承認したなら、村長が責任を取ってほしい」との意見のほか、応訴に理解を示す意見などが出た。

 島袋幸俊副村長は「村が募集し承認した村の事業だ。村民の財産を守るためにも応訴が必要だ」と説明した。

(岩切美穂)