給食費と医療費の無償化に野党が2度目のNO 豊見城市議会 予算案から削除し可決


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豊見城市役所(資料写真)

 【豊見城】沖縄県豊見城市議会(外間剛議長)は6月30日、6月定例会最終本会議で、市提出の2022年度一般会計補正予算案を審議した。野党が原案に盛り込まれていた給食費の段階的無償化約5千万円と、高校生までの医療費無償化約1千4百万円などを削除した総額約3億4千万円の修正案を提出し、野党の賛成多数(14対7)で可決した。同様の修正案は2月定例会に続き2度目。

 市は原案が可決されれば給食費の段階的無償化として、ひと月1200円の牛乳代助成を10月から開始し、現物給付による高校生の医療費無償化を23年1月から始める想定だった。財源には市民や企業からの寄付とふるさと納税、市税の一部を活用する「こども未来基金」を充てる計画だった。

(照屋大哲)