台風4号 沖縄に接近 きょうからあす、大雨の恐れ


社会
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ロープで漁船を固定するなど、台風4号の接近に備える漁師=1日午前9時40分ごろ、南城市玉城の奧武島(大城直也撮影)

 沖縄気象台によると1日午前9時、日本の南の海上で熱帯低気圧が台風4号になった。沖縄本島地方は2~3日にかけて警報級の大雨となる可能性がある。2日は多い所で1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る見込み。今後は北西の進路をたどり、本島地方には3日未明から明け方、大東島地方は2日昼過ぎに最接近する見通し。暴風域が発生する可能性は低いという。

 本島地方は2日、昼前から風が強くなり、夜遅くから非常に強い風が吹く見込み。大東島地方では3日にかけて強い風が吹く見通し。沿岸海域では2日、沖縄本島地方と大東島地方で5メートルのうねりを伴う波が予想される。

 気象庁によると、台風4号は1日午後6時現在、日本の南を1時間に約15キロの速さで北に進んだ。中心気圧は1000ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は18メートル。最大瞬間風速は25メートル。気象状況によっては急速に発達し、暴風域が発生することがあり得るため、油断しないよう呼び掛けている。 
  (狩俣悠喜)