南部支部代表の知念さんが県知事賞 若い経営者の主張沖縄県大会


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若い経営者の主張発表県大会で県知事賞に輝いた知念幸瀬さんの発表=2日、豊見城市立中央公民館

 沖縄県商工会青年部連合会と県商工会連合会は2日、第45回若い経営者の主張発表県大会を豊見城市中央公民館で開いた。各支部から選ばれた代表4人が登壇し、南部支部代表の知念幸瀬(ゆきせ)さん(南風原町商工会青年部)が最優秀の県知事賞に選ばれた。知念さんは鹿児島県で開かれる九州大会に沖縄県代表として出場する。

 知念さんは「私のバトン」と題して発表。商工会青年部長として地域を盛り上げる企画に取り組んで国の「Go To商店街」事業に採択されたが、感染再拡大により中止の決断を余儀なくされた体験を振り返った。

 コロナ禍で活動を制約されたまま青年部長の役目を終えた悔しさや葛藤を打ち明けながら、「私たちは何もできなかったのではない。行動し続け背中を見せた。希望というバトンを次の世代につなげた」と、地域への思いと活動を絶やさなかった意義を語った。

 その他の受賞者は次の通り。(敬称略)

 【県連会長賞】岸本恵英(うるま市商工会青年部)
 【県青連会長賞】花城太志(金武町商工会青年部)、屋良誠一(竹富町商工会青年部)

(与那嶺松一郎)