沖縄気象台によると、台風4号は3日午前6時には東シナ海を北上しており、中心の東側330キロ以内と西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。台風の中心は2日午後11時ごろに沖縄本島地方を通過したが、本島地方は依然、強風域内にある。4日の未明から明け方にかけて強風域を抜ける見込みで、気象台では3日も土砂災害や河川の増水、高波、強風などに注意を呼び掛けている。
台風4号は3日午前6時には那覇市の北北西約160キロの北緯27度35分、東経127度10分にあり、1時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいる。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。3日に予想される最大風速は本島地方で20メートル、大東島地方で15メートル。
本島地方では3日朝までに多いところで1時間に30ミリの激しい雨が降る見込み。雨雲の発達の程度によっては、警報級の大雨となる可能性がある。4日午前9時までの24時間に予想される雨量は、多いところで100ミリの見込み。また、落雷や竜巻など激しい突風による被害が起こる恐れがあり、注意を呼び掛けている。