SOLA、沖縄県が改善求め指導 学科の教員定数満たさず


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 教職員の大量退職などがあった学校法人SOLA学園(宜野湾市、野村美崎理事長)を巡り、柔道整復学科について法令に基づいた専任教員数を満たしていないとして、県が改善を求めて指導していたことが4日、分かった。学園側は教員を募集し、7月中に定数を満たす見通し。

 また、予算などについて諮問機関の評議員会に諮らずに理事会で決定していたことも明らかになった。県の指摘を受け、学園は指導後の5月28日に評議員会と理事会を開催し、予算と決算、校長の交代などを承認した。

 4日の県議会総務企画委員会で山内昌満総務私学課長が當間盛夫氏(無所属の会)に答弁した。

 厚生労働省の指定基準に基づくと学園は4月1日現在で専任教員が6人以上必要だが、4人しかいなかった。県は6月6日付で改善を求めて文書で指導。学園は6月1日に1人を採用し、7月中に残る1人を採用の見通しだと回答した。学園担当者は「今後も指導に従って、改善が必要な点は改善していきたい」と答えた。
 (塚崎昇平)