比嘉大吾 勝利誓い闘志 ボクシング、13日に再起戦


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再起戦に意気込む比嘉大吾=5日(志成ジム提供)

 元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(浦添市出身、宮古工高出)が所属する志成ジムは5日、比嘉の1年3カ月ぶりとなる13日の再起戦に向けた練習をオンラインで公開した。比嘉は時折リラックスした表情を見せながらも「勝ちます。勝てば沖縄の人も喜んでくれる」と闘志をみなぎらせた。

 試合は東京都の大田区総合体育館で、WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔の防衛戦の前に行われる。対戦相手はOPBFバンタム級10位のフローイラン・サルダール(フィリピン)。比嘉のプロ戦績は19戦17勝1敗1分。

 比嘉は東京のジム内で5日、軽快にステップを踏みながら腕を振ってシャドーボクシング。グローブをはめると、棒状のスティックミットを持ったトレーナーとミット撃ちの練習に取り組んで汗を流した。

 「練習も体重も順調」と語り、勝利に強いこだわりを示した。対戦相手の印象を「リーチが長くて(腕を)振ってくる選手」と分析。試合に向けてこれまで120ラウンドほどの練習をこなしてきたという。減量で注意していることを問われると「水分を取ってお菓子を食べないこと。ご飯をしっかり食べることをしている」と答えた。