琉球新報社 
沖縄県警少年課は６日、タクシー配車アプリ「ＤｉＤｉ」を利用し、他人の登録情報などで不正に乗車した上、目的地までの料金４万１７２０円相当の利益を不当に得たとして、詐欺（無賃乗車）容疑で無職の少年（１６）＝浦添市＝を逮捕した。「やったことに間違いない」と容疑を認めている。犯行当時、少年は高校生だった。
逮捕容疑は２０２１年５月１９日深夜から未明にかけて、タクシー配車・決済アプリを不正に使用し、乗車料金に相当する利益を得た疑い。
県警少年課などによると、少年は知人の関係者のスマートフォンを一時的に借り受け、アプリを登録。認証コードを得て自身のスマホで配車手続きを行った。本島南部からタクシーに乗車し、友人らを拾いながら計４人でうるま市などを回り、約６時間、タクシーで巡ったという。
同件を巡っては、本島中南部の１０代の少年らがアプリのシステムを悪用し、不正な乗車が複数確認されているとして、県警へ相談が寄せられている。相談は数十件以上に及ぶ。これまで県警は少年らの関係先を家宅捜索するなどし、全容解明に向け捜査を進めている。
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