沖縄県内の比例得票、01年の社民18万票が最多 自民、13~19年に25%超え<ありんくりん参院選>


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 参院選比例代表では、2001年から候補者名か政党名のいずれかに投票する「非拘束名簿式」が導入されている。県内の主な政党の比例得票数をみると、各党の特徴やトレンドなどが垣間見えた。これまで最も多かったのは2001年の社民で18万3334万票(得票率34・6%)だった。大田昌秀元知事が比例代表から出馬したため、大田氏の名前を書いて投票した有権者が多かった。

 自民は2007、13、16、19年に最も多く得票しており、13~19年の得票率は25%を超える。

 得票の変動幅が小さいのが公明だ。他党と比較すると得票は横ばいに推移しており、支持母体の創価学会を中心に安定した支持層があることがうかがえる。

 旧民主は改選第1党に躍り出た04年に県内でも最多得票を記録した。2017年に結党した立憲民主は今回、社民の一部が合流して初の参院選となる。県内で根強い支持を誇ってきた社民と併せて、比例への影響が注目される。

 共産は10年代に県内で得票を伸ばし、16年には9万票を超えた。維新は結党直後の13年が6万9287票と最も多く、その後は伸び悩んでいる。
 (’22参院選取材班)