10日投開票の参院選の沖縄選挙区(改選数1)は7日、三日攻防に突入した。「オール沖縄」勢力が支援する無所属現職の伊波洋一さん(70)と自民新人の古謝玄太さん(38)=公明推薦=は炎天下の中、各地の街頭に立ち、手を振り演説で支持を訴えた。各陣営はラストスパートに向け、総力戦を繰り広げている。
(’22参院選取材班)
古謝玄太さんは三日攻防初日を那覇市内の遊説からスタートした。午後から短文投稿サイト「ツイッター」で245万のフォロワーがおり、発信力がある衆院議員の河野太郎さんと下校後の高校前などで演説し、支持を訴えた。行き交う人から「玄太、頑張れ」などと声が上がった。
古謝さんは学生らに向け「みなさんが社会人になって『沖縄で働きたい』『暮らしたい』と思える沖縄の未来をつくりたい」と訴えた。ICT(情報通信技術)基盤が整備され活用が進むと、「東京の仕事が大東島でもできるかもしれない」と強調した。
河野さんは「沖縄を前に進め、世界とつなぐ努力をしてきた」と古謝さんの魅力を紹介。2人は学生らとグータッチをしたり、写真撮影をしたりして触れ合った。