泡盛で「沖縄の海を守ろう」 久米島の久米仙らが売り上げの一部寄付へプロジェクト開始


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「琉球泡盛が紡ぐ美ら島・美ら海を守るプロジェクト」に取り組む久米島の久米仙の島袋正也氏(左から2人目)、NPO法人おきなわグリーンネットワークの西原隆氏(同3人目)、国分グループ本社の勝章人氏(右端)ら=11日、那覇市泉崎の沖縄ハーバービューホテル

 泡盛製造の久米島の久米仙(久米島町、島袋正也社長)と酒類卸売業の国分グループ本社(東京、國分勘兵衛会長)、NPO法人おきなわグリーンネットワーク(八重瀬町、西原隆理事長)は11日、「琉球泡盛が紡ぐ美ら島・美ら海を守るプロジェクト」を開始すると発表した。

 久米島の久米仙が国分グループ本社を通して販売している「琉球泡盛がじゅまる」の売り上げ1本につき10円を、県内の環境学習や赤土等流出防止対策に取り組んでいるおきなわグリーンネットワークに寄付する。

 島袋社長は「沖縄のきれいな海を守り、次世代に紡ぐ取り組みの力になりたい」と話した。

 国分グループ本社マーケティング・商品統括部酒類部酒類二課の勝章人グループ長は「いい環境がないと、いいお酒は造れない。将来を見据えた時に大事なプロジェクトだ」と強調した。

 西原理事長は「持続的に活動ができれば美しい海を守っていける」と支援に感謝した。

 「琉球泡盛がじゅまる」は国分グループ本社の専売商品で2019年2月から主に県外で販売してきた。今回の取り組みを契機にイオン那覇店、イオンモール沖縄ライカムなど県内の量販店でも販売を開始する。アルコール度数は30度。600ミリリットル。希望小売価格は935円。
 (玉城江梨子)