沖縄県議会(赤嶺昇議長)6月定例会は15日、最終本会議を開き閉会した。ウクライナ避難民に対する支援を政府に求める意見書を全会一致で可決したほか、副議長選が実施され、照屋守之氏(沖縄・自民)を新しい副議長に選出した。
意見書は、ロシアによるウクライナへの軍事行動が国際法や国連憲章に違反したものだとして強く非難し、戦火に巻き込まれたウクライナ国民の支援が「人道上の最大の支援」とした。県での避難民受け入れと支援のため、政府に対して地方自治体との緊密な連携や財政面をはじめとした全面的な支援を求めた。
宛先は首相や総務相、沖縄担当相など。県議会は3月にも、ウクライナ侵攻を巡って早期停戦や平和的手段による早期解決などを求める決議を全会一致で可決した。
仲田弘毅氏(沖縄・自民)の副議長辞任に伴う副議長選も行われ、照屋氏が24票を獲得し、県政与党が推した崎山嗣幸氏(立憲おきなわ)の22票を上回った。
(武井悠)