嘉手納元駐機場への格納庫建設計画「地元への影響を最小限に」 岸防衛相、現時点で米側に中止は求めず


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岸信夫防衛相

 【東京】米空軍が嘉手納基地内の住宅地に近い元駐機場「パパループ」に新たに整備格納庫を建設しようしている計画を巡り、岸信夫防衛相は19日の記者会見で、「嘉手納町から撤回要請があったことを踏まえ、地元への影響を最小限にとどめるよう米側と調整しながら取り組む」との見解を述べた。現時点で中止は求めていないが、米側に懸念を伝えているところだとした。

 また、10日に投開票された参院選沖縄選挙区で、普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する伊波洋一氏が再選を果たしたことについては「個々の結果に答える立場にない」と述べた。その上で、普天間飛行場の危険性除去について「辺野古移設が唯一の解決策という方針に基づいて着実に工事を進める」と述べた。
(明真南斗)