軽症の若年者は「救急の利用避けて」 沖縄県疫学・解析委、日中の診療所受診を呼び掛け


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 沖縄県新型コロナウイルス対策疫学統計・解析委員会は19日、逼迫(ひっぱく)する救急受診の負担を減らすため「重症化リスクの低い若年の軽症者はできるだけ救急受診を避け、日中に近隣の診療所を受診してほしい」と呼び掛けた。

 同委員会によると、今年1月以降に感染した50歳未満の19万3383人のうち、入院者は1326人(0・69%)、重症者は16人(0・008%)、死亡は2人(0・001%)で、基礎疾患や肥満などがない限り、解熱剤などの内服薬で治っているという。

 検査を希望する場合は、無症状なら県が設置した接触者PCRセンターや民間検査機関の利用を呼び掛けた。症状がある場合は発症日の翌日以降に、医療用抗原検査キットを使用し、陽性なら県抗原定性検査・陽性者登録センターに報告することを求めている。

 今週の新規感染者は2万8千~4万千人、入院患者は650~770人に至ると見込んでいる。

(嘉陽拓也)