久米島の海岸付近でアオウミガメ30匹以上が瀕死(ひんし)の状態や死骸で見つかった問題で、地元漁師が関与していたことが19日、漁協関係者への取材で分かった。「カメが(網の中に)たくさんいた。暴れ、傷つく恐れもあった。弱らせて網から外そうと刺した」と話しているという。沖縄県警は関係者から事情を聴き、経緯を調べている。
久米島漁協によると、3、4年前から網に入るウミガメが増え、網の損傷に悩む漁師もいたという。養殖中の海藻を食べられる被害もあった。
アオウミガメは環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。
(共同通信)